関東鉄道との包括連携協定を締結
鉄道の活用と小学生・親子向け職業体験等による地域課題の解決
株式会社ギルドヒーローズ(所在地:東京都千代田区、代表取締役:森井聡)は、2024年10月23日に関東鉄道株式会社 鉄道部(本社:茨城県土浦市、代表取締役社長:登嶋進)との間で、SDGs推進、地域の課題解決および持続可能な社会の発展を目的とした包括連携協定を締結しました。
協定締結の背景
株式会社ギルドヒーローズは、小中高生たちがもっとも興 味を持つゲームやマンガなどをSDGs教育教材に活用し、SDGsを自分事としての意識を持たせて学習する教育プログラムを提供しています。全国の小学校、中学校、高校の授業(総合学習・探究学習)で採用実績があり、自治体等の地域と連携し、キャラクターを地元に採用してもらうことをゴールとして目指します。生まれ育った街で一生の思い出をつくる実行・チャレンジ主体の体験型教育を提供しています。
教育の流れ
① 学生たちが大好きなエンタメ(ゲームやマンガなど)を活用して、SDGsの目標達成を地域の社会問題や仕事・職業を通して学ながら、課題解決するアイデアをもとにしてキャラクターとストーリーを描きます。(SDGsイラスト化※1)
② 制作したSDGsオリジナルキャラクターを地元のPRに活用します。
③ SDGsを自分事にして、地域に採用されることを目指す、実践型・SDGs学習プログラムで、探究学習への採用も可能な特徴的な教育手法です※2。
この特徴的な教育プログラムは熊本県・上天草市のSDGs普及事業・特別授業を皮切りにして、全国の自治体と包括連携協定が締結され、小学校から大学院に至るまで採用されるとともに、この教育事業を通した地域のPRやまちづくりにも貢献しています。茨城県内では、龍ケ崎市および常総市と包括連携協定を締結し、龍ケ崎市では2023年7月から高校生を対象にした起業家育成講座を開催。この講座からは、市の特産「龍ケ崎コロッケ」のSDGsヒーロー「リコちゃん」が誕生し、地域のPRキャラクターに就任して、ふるさと納税の返礼品としても登録されました。
常総市においては包括連携協定のもと、2023年12月から「職業体験+ヒーロー作りワークショップ」の取り組みを、TSUTAYA、道の駅常総、常総市の連携により実施し、親子で制作したSDGsヒーローが複数誕生しました。ヒーローたちは、市内の各地でPRキャラクターとして活躍、展示され、地域の職業への理解促進とシビックプライドの醸成を通じて、常総市の定住人口の増加および地域経済の活性化など、常総市のまちづくりへの貢献をはじめています。
このような茨城県内での活動を経て、今後もより一層地域に貢献し持続可能で活力のある地域社会づくりを実現するために、今回、鉄道事業をはじめとして一世紀以上にわたり地域に根差したまちづくりに取り組まれている関東鉄道株式会社と、包括連携協定を締結することとなりました。
包括連携協定の内容
この協定は、両者が双方の資源を有効に活用し、協働による取組みを推進することによって、茨城県内を中心とした地域の課題解決を図り、将来にわたる持続可能で活力のある地域社会の形成及び発展に寄与することを目的としています。この連携により、主に以下の事業を共同で推進していきます。
協定に基づく事業の実施
「竜ヶ崎線モチーフのキャラクターを龍ケ崎市高校生と考案」
この協定に基づき、茨城県龍ケ崎市と連携して、地元高校生とともに、関東鉄道竜ヶ崎線キャラクターを制作する取り組みが行われました。その様子はこちら。2024年11月3日には、龍ケ崎市役所でお披露目会が開かれ、今後、これらキャラクターの商品化に向けてクラウドファンディングを実施予定です。
関東鉄道株式会社からのコメント
株式会社ギルドヒーローズとの包括連携協定を締結でき、大変嬉しく思います。
特に、学生や親子が鉄道を通じて、地域の良さを伝えられるような特別な体験やふるさと納税を活用した地域振興を沿線自治体と進めるとともに鉄道が子どもたちの冒険の舞台となり、未来を支える存在として成長していくことを願っております。
加えて、ギルドヒーローズ社と協力してSDGsの推進に関連した様々な取り組みを進めてまいります。本協定により、地域の皆さまと一層強い絆を築き、持続可能な地域社会の実現に貢献していきたいと考えています。
■ 参考資料
※1 ギルドヒーローズ教育におけるSDGsイラスト化
SDGsの目標達成、地域の社会問題を解決するためのストーリーを考え、イラスト化されたキャラクターはSDGsの目標達成につながっています。
※2 ギルドヒーローズの特徴的な教育手法
① 子どもたちが大好きなエンタメ(ゲームやマンガ)・キャラクターを活用することで、子どもたちがSDGsを自分事にすることができます。
② キャラクターの制作過程で、社会問題を学び、キャラクターを通して、課題解決の方法やその解決を行う仕事=職業を学ぶことができます。
③ キャラクターはビジュアルでわかりやすく、地域のPRキャラクターとしても採用されやすくなります。それにより自分の活動の成果が目に見えて社会が変わる実践型のSDGs学習となり、シビックプライドを醸成し、地域にも好循環をもたらします。
④ 学校の総合学習・探求学習にも、親和性の高い教育です。
⑤ この教育方法は、STEAM教育とも親和性の高い教育です。課題解決をロジカルに考えるとともに、キャラクターやイラストの制作方法を学んで実践する芸術(アート)の要素も学ぶことができるプログラムです。
※3 補助教材=知育トレカ
SDGsと職業をモチーフとした世界観でデザインされたトレーディングカードです。SDGsや職業教育の補助教材として活用します。